目的別に銀行を使い分けるのは賢い使い方ですが、どの銀行をメインで使うかというのが決めきれていないとお金の管理がしにくくなってしまうので、今回は大事なメインバンク選びについて見ていきたいと思います。
メインバンクを決めるメリット
しっかりと用途を分けないままA銀行に貯金して、B銀行に貯金して…とやっているとお金の流れが分からなくなってしまうだけでなく、それぞれの銀行に分けた意味がなくなってしまいます。
そこでまずはメインバンクをしっかり決めていくことが大事なのですが、メインバンクを決めるメリットについてまずは見ていきましょう。
メインバンクを決めるメリットは大きく分けると以下の2点です。
・お金の管理がしやすい
・メインバンクにすると特典が付く場合がある
お金の管理がしやすいというのは言うまでもないのですが、「メインバンクにすると特典が付く場合がある」というのが結構重要です。
この特典の内容や特典がつく条件は銀行によって様々なのですが、多いのは「一定の貯蓄がある場合はATMの引き出し手数料が月4回まで無料になる」「他行宛の振込が月3回まで無料」などといったものです。
これは「絶対にこの特典内容を利用しない」といった人はあまり魅力的な特典ではないかもしれませんが、ATMの引き出し手数料を取られているという人は結構多いと思うので、そういう人は是非チェックしておいてほしい特典です。
メインバンクの決め方
では一体どうやってメインバンクを決めていけばいいのかというと、具体的には以下のポイントに当てはまるものをメインバンクとして使用していきます。
メインバンクを決める際のチェックポイント
・給与振込のある銀行
・家の近くや職場の近くにATMがある銀行(いつでも引き出しやすい銀行)
・(メインバンクにすることによる)特典が自分にとって魅力的
・条件が良い
基本的には上記のチェックポイントのうち、いくつかを組み合わせてメインバンクを決めていくことになります。
中でも家の近くか職場の近くにATMがあるというのを重視した方がいいです。
そうしないと、いくら特典の内容が魅力的でも家や職場の近くにATMがなければお金を引き出す際に不便ですし、コンビニATMなどを使えば手数料がかかってしまい、結局マイナスになってしまうということが起こる可能性が高いです。
ただし、給与の振込先の銀行が会社により指定されていて、自宅や職場の近くにATMがない場合は定額自動入金サービスを使って、自宅近くにある銀行の口座(メインバンク)にお金を移すといったこともできます。
まとめ
メインバンクは基本的には自宅(職場)近くにある銀行にすることによって利便性が増します。
また、メインバンクを決めることによって余計な出費(引き出し手数料や振込手数料など)を抑えることもできるので、この際にメインバンクをしっかりと決めておきましょう。