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初心者が投資を始める際の基本:分散投資の方法をマスターしよう!

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分散投資は投資の基本です。
分散投資についてしっかり押さえておくことで、安全に資産運用することができるようになります。
そこで今回は分散投資の仕方について詳しく見ていきたいと思います。

業種を分ける

業種を分けたほうが良い理由としては、保有している株が全てダメージを受けてしまう(株価が下がってしまう)ことを防ぐためです。
 
たとえばあなたが2社(ともに小売産業)の株を保有しているとしましょう。
この場合、日本経済全体の景気が良く、消費者が積極的に買い物をしてくれる年には小売業全体が大きな利益を上げることができ、保有している株価が上がる可能性も高まります。
しかし逆に消費者の購買意欲の低い年(景気の悪い年)には利益をあげにくいどころか、大きな損を抱えてしまう可能性があります。
これが同じ業界の株のみを保有してしまうリスクです。
 
こういったリスクを避けるために業種を分けるのですが、この際に気をつけなければいけないことは様々な場面を想定しておく必要があるということです。
たとえば、先ほどの場合だと日本経済の景気に左右されていましたが、それ以外にも為替の変動や天候に左右される可能性もあります。
 
また、違う業種同士の株にしても同じリスクを抱えているという場合にはまた別の業種の株にした方が良いということもあります。
 
たとえば、自動車と精密機器の企業ではそれぞれ業界は違いますが、ともに輸出産業になります。この場合だと円高に進んだ場合利益が減る=損をする可能性があるので、片方を自動車関連株にし、もう片方は輸入をメインで行うような小売業にするといった形をとる必要があります。
 
このように為替の変動を考えた場合には、輸入産業と輸出産業で組み合わせる方が良いということになります。

地域を分ける

地域の分散は想像がつく人が多いかもしれませんね。
株でいえば、日本株以外にも海外の株を株を買うことが地域を分ける例になります。
しかし、海外の株であればどこの国の株でも良いというわけではありません。
 
海外と一口にいっても先進国もあれば、新興国もあるので、どちらに属するかによってそのリスクの大きさは異なります。
一般的には先進国の値動きは安定的であるのに対し、新興国の値動きは激しいと言われていますが、実際に投資するときにはまた改めてその国の市場の特徴を調べてから投資するようにしましょう。

通貨を分ける

通貨を分けるというのは、円の他にドルやユーロでもっておくということを意味します。
円以外の通貨を持っておくことで、円の価値の低下に備えることができます。
日本国内のみで生活していると円の価値が低下するというイメージがあまり沸かないかもしれませんが、円の価値が下がる=インフレになるというイメージを持つと想像しやすいと思います。
 
極端な例ですが、現在りんご一個が100円のものが300円になるのがインフレです。
こうした状況の中で仮に相場が1ドル=300円であれば、1ドル持っていればりんご1つ買えるということになります。
 
しかし、この時も外貨なら何でも良いというわけではなく、上記「地域を分ける」で書いたように、それぞれの国の特徴を掴んでから投資をするようにしましょう。

まとめ

以上分散投資の方法ということで、業種・地域・通貨を分けるということについて見てきました。
単に業種や地域、通貨を分ければ良いというものではなく、色々と注意しなければならない点はありますが、値動きが同じにならないように気を付ければ基本的には大丈夫です。
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