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【株・FX】4つのトレードスタイル/個人投資家におすすめのスタイル

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デイトレードや長期投資という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
これは株やFXの取引きスタイルを表したもので、取引を始めるときに自分はどのスタイルで取引をするのかを意識しておくことで、場の雰囲気に流されて予想以上の損失を出すことを防ぐことができます。
 
そこで今回は4つのトレードスタイル(スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・長期投資)について、それぞれの取引きスタイルの概要、個人投資家が目指すべきスタイルについてご紹介したいと思います。

スキャルピング

スキャルピングとは、数秒単位で細かい値動きを利用して利益を狙う取引スタイルです。
たとえば極端な例を言えば、2円の利益でもそれを100回繰り返せば200円、1000回繰り返せば2000円になるというな取引きスタイルです。
 
スキャルピングは一番個人投資家に向いていないスタイルです。
というのも、スキャルピングは一日の間に何十回、何百回といった取引をこなして利益を積み重ねていく取引きスタイルなので、そもそも日中働いていることの多い個人投資家には取引をするための時間がないからです。
 
また、投資額が少ないと仮に10円の利益を100回繰り返したところで1000円にしかならず、1回の損失でそれまでの利益がなくなってしまう可能性が高く、少額の資金で始める投資家向きではありません。
 
そういった点でもスキャルピングは一番個人投資家に向いていない取引スタイルです。
 

デイトレード

デイトレードは一日の中で取引を完了させる取引スタイルです。
1日の中で売買するので、日をまたぐことによるリスク(寝ている間に突発的なニュースや事件等によって予期せぬ変動がある)を防ぐことができるのが特徴です。
 
その一方で、1日の中で取引を完結させるので得られる利益の幅は限定的です。

スイングトレード

スイングトレードは数日~数か月かけて取引をするスタイルです。
取引に時間があまり必要ないので、後述する長期投資と同様、個人投資家に多い取引スタイルです。
 
特に株の場合は、上昇トレンドであっても数か月しか続かないことが多いので、積極的に利益を狙いたい人はこの取引スタイルで投資を行ってみるのも良いでしょう。

長期投資

長期投資は名前の通り、1年~数年、10年など長期的で保有、取引を行う取引スタイルです。
長期投資は投資の神様と呼ばれるバフェットの行っている取引スタイルで、スイングトレードと同様、個人投資家に人気のある取引スタイルです。
FXの場合はレバレッジ1倍などの低レバレッジにして外貨預金のような運用方法、株の場合は株主優待などが目的の保有が多いです。
 
ちなみに私は長期投資で株を運用しています。
しかし、長期投資は「運用効率が悪い」「日本市場では向かない(利益が出ない)」と言われることもあります。
 
というのも、長期投資をしてしまうとその間資金が拘束されてしまって、新たに投資を行うことができなかったり、株の日本市場は米国市場と違って上下を繰り返す相場(右肩上がりになっていない)だからです。
 
ただ実際は
「日本の株価は、直近30年間でならすとおよそ上下25%以内のブレ幅。これを根拠に30年投資し続けると仮定すると、約3割の人が元本割れしてしまう計算になります」
プレジデントオンライン『「バフェット流」月3000円からの投資術』より)
 
とあるように、元本割れが約3割、つまり7割の人は理論上は「勝てる」投資が長期投資なので(運用効率の面は劣るとしても)利益が出ない取引だということはありません。
また、長く投資するからこそ大きく株価が上昇することも期待できます。
 
ですので、積極的に利益を狙いたい人はスイングトレード、長期的に特定の企業を「育てる」といった取引をしたい人や株主優待や配当目当てなど人は長期投資のように、自分が何を求めているのか、どの程度のリスクを負えるのかを考えて取引スタイルを決めるようにしましょう。
 

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