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投資計画を立てるために~ライフプランの立て方~

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投資を始めようと思ったものの、何から手をつけていいのか分からない。いくらまで投資に使っていいのか検討がつかない。
というひとも多いのではないでしょうか。
そこで今回は投資にいくら使えるのかを把握するために必ずやっておきたい「将来設計(ライフプラン)」について見ていきたいと思います。

将来設計(ライフプラン)とは

将来設計(ライフプラン)とは簡単に言えば人生の計画表です。
たとえば、どんな仕事に就くのかや子供は何人欲しいのか(何歳くらいには子供がほしいか)、家は買うのか(買うとしたらいつ?)ということを考えていきます。

もちろん全てが計画通りにいくとは限りませんが、ある程度先のことについて思いを巡らせ準備しておくことによっていざそういったライフイベントが起きた時にも慌てなくて済みます。
 
このライフプランを考えるということは自分の将来を考えるという意味でも、資産運用の計画を立てて将来に備えるという意味でも非常に重要なので、これから投資を始めようと考えている人にも、これまで特に計画も立てずになんとなく投資をしてきたという人もこれを期に考えてみてほしいと思います。

ライフプランを考えることのメリット3つ

ライフプランを考えるということは単に将来に備えるということ以外にも様々なメリットがあります。

1.資産運用に対するモチベーションが維持される

投資を始めたり、節約を始めたり最初の頃はやる気があるけれど、徐々にめんどくさくなってきてしまう…ということがよくあります。
しかし、ライフプランを立てて必要なお金や時期が明確になることによって、貯蓄や資産運用の重要性が分かり、モチベーションの維持につながります。
投資も節約も続けなければあまり効果のないことなので、モチベーションを保つというのは実は大きなメリットになります。

2.具体的な数字で計画がクリアになる

たとえば「5年後、家を建てるのに頭金500万円が必要」など、お金が必要な時期や金額を出しておくことによって毎年どのくらいの利回りで運用するべきか、どういった投資をするべきかというところが具体的になります。
しかし、ライフプランを考えずに「いつか家が欲しいなぁ」という状態では、目標に対して効果的な資産運用を選択することができず、仮にお金を貯めることができたとしても随分と先になってしまう可能性があります。

3.自分や家族の将来を考えるきっかけになる

マイホームを持つのかどうかや、出産したら妻は仕事を続けるのかといったことは非常に重要なことであるにも関わらず、 普段なかなかじっくりと考えたり家族と話したりする機会がありません。
 
そこでライフプランを考えることによって、改めて自分の将来についてしっかりと考える機会が持てたり、家族間で将来のビジョンを共有したりすることができるようになります。

ライフプランの立て方

ではそんな様々なメリットがあり重要なライフプランはどうやって考えていけば良いのでしょうか。
ここからは具体的にライフプランの立て方について見ていきたいと思います。
 
ライフプランを立てる際は日本FP協会のHPに載っている「ライフイベント表」や「家計のキャッシュフロー表」を使うと計画が立てやすいです。
⇒日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」
 
また、今はじっくりと考える時間もないので、とりあえず今は簡単に大枠だけ掴みたいという人は以下のHPで簡単にライフプランのシミュレーションができます。
⇒全国金融協会「ライフプラン・シミュレーション」
⇒日本HP協会「ライフプラン診断」
 
上記のようなツールを使わない場合は自分で年表を作ってみると良いでしょう。
 
ライフイベント表は家族がそれぞれ何歳の時にどういうライフイベントが起きるか、またいくら必要になるのかを書き出していくことになるので、たとえばこんな感じで時系列にならべていくと良いです。
     年           父      母      長女   ライフイベント        必要額
2016年 30歳  29歳  1歳
2017年 31歳  30歳  2歳    車買い替え      150万円
2018年 32歳  31歳  3歳    長女私立幼稚園入園  50万円
 
実際はこんな3行とか4行で終わらず、定年退職するあたりまでどんどん書き出していきます。
 
こうすることによって「いつまでにいくら必要か」ということが明確になりましたね。
そして今後はこのライフイベント表をもとにどういった資産運用をしていくのかということを考えていくことになります。

まとめ

ライフプランは資産運用の計画を立てる上でも将来のことについて考えるという意味でも非常に重要です。
ライフプランを考えるのはなかなか時間がかかるのですが、自分の夢や目標についても改めて考えることができるので結構楽しく、ワクワクできる作業です。
この機会に是非ライフプランについて考えてみましょう。
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