FXの３つのリスク（デメリット）

FXは少額からでも大きなリターンを狙うことができる反面、抱えるリスクは大きくなります。
しかし、予めリスクについてもきちんと把握し、対応策を考えておくことで大きな損失を防ぐことができます。
そこで今回はFXのリスクについて見ていきたいと思います。

自己資金以上の損をする可能性がある

FXのメリットでもお伝えしたように、FXは少額の元手でも最大２５倍のレバレッジをかけて運用することができるので、自分の資金以上の取引が可能になっています。

しかし、為替は下限も上限もないので、自己資金以上の取引をすると相場が自分の思惑とは反対方向に広がったときに、自己資金以上の取引をしていると自分の資金以上の損や予想以上の大損を抱えてしまう可能性があります。

実際にはロスカットといって、証拠金以上の損になりそうな場合は強制的に決済される措置があります。

しかし、ロスカットにあうということは元手のほとんど（場合によっては全て）を失ってしまうということなのでできれば避けたいですし、急な値動きでロスカットが間に合わず自己資金以上の損になってしまう可能性もあります。
ですので、必ず損失を最小限にとどめるために逆指値などを利用することが必要です。

多くの初心者は米ドルやユーロといったメジャーな通貨で取引することが多いと思いますが、
スワップポイント狙いで新興国や資源国の通貨などマイナーな通貨の場合は取引量が少ないので、売りたい時に売れない（買いたい時に買えない）可能性があります。

これはFX特有のリスクではありませんが、自分が口座を開いているFX業者が破綻してしまう可能性もあります。

現在は法令で私たちが業者に預けたお金と業者の資金を区別して保有しなければならないと定められており、仮に業者が破綻した場合でも自分が投資した分の金額が返ってきます。
（返ってくる資金はその時の評価損益を考慮した金額になります。）

これは万が一のとき非常に重要なので、自分が口座の開設を考えている業者のHPに行って予め確認するようにしておきましょう。
（信託保全という言葉で説明されていると思います。）

FXには大きく３つのリスクがありました。

・自己資金以上の損をしてしまう可能性（想定外の値動きや急な相場の変動のリスク）
・流動性のリスク
・業者の倒産リスク

こういったリスクがあることを把握した上で、予め対処しておけるものは対処しておくようにしましょう。
そうすることによって無駄な損失を防ぐことができます。